認可外保育施設

 育児休業、百十四日目。


 保育所の入所がだめになったので、認可外の保育施設に入所の申込をする。小一時間の説明を聞き、予約金を支払って完了。入所の段階で、恐ろしく気を揉んだ末に断られる、というようなことは勿論ない。


 認可外保育施設は、認可保育所と違い、保育所の設置認可の指針等を満たしていない(場合がある)。具体的には、子ども一人当たりの職員数が少なかったり、園庭等の設備がなかったりする。


 今回、お世話になる施設も、マンションの一室を改装したところだ。乳児のうちは事足りるだろうが、とは言え、決して広いわけではない。
 料金は、むしろ認可保育所よりも安い。預かりの時間も融通が利く(午前八時から午後八時までの間で、いつでも送迎可)。延長保育もしているし、必要とあらば、送迎もしてくれる。
 このレベルのサービスが認可保育所で提供されれば、我が家の抱えている問題はほぼ解決すると思われる。


 逆に、何故、この程度のサービスが認可保育所で提供されないのだろう。
 現行の保育所は、一般的なサラリーマンの勤務形態にほとんど対応していない。たとえば、多くの保育所では午後六時までに子どもを迎えに行かなければならないが、これは甚だ困難なことではないだろうか。