2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

異動

四月は異動の季節だ。 ある者は新しい部署へ移り、ある者は昇進し、ある者は職を辞して去って行く。 夜、上司と二人で飲みに行く。彼は昇進し、明日から課長になる。

福さん

はなれへ行く。 慶応大の熊倉さんが、一年のフランス留学を終え帰国したので、皆で話を聞く。 熊倉さんは五十歳くらいだ(多分)。残りの人生を見据えて、本当にやりたいことに集中しようと考え、留学中にユーラシア大陸を横断したという。トルコからアゼル…

アメトラ

最近よく働いたので、気晴らしに服を買いに行く。 春夏用に、靴とポロシャツ。 この数年、メンズモードでは、アメリカントラッドが一つの大きな潮流であった。 トム・ブラウンの鮮烈な登場を契機に、以後、BAND OF OUTSIDERS、マイケル・タピア、ティム・ハ…

GOLD BLACK WHITE

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椿昇「GOLD BLACK WHITE」展を観る。 「GOLD…」展では、会場内にはほとんど解説の類が配されていない。おそらく、作品を観に来た多くの方は、それだけでは、作家の意図を読み取れないだろうと思う。銅塊の上の抽象的な模様が、実は世界中の鉱山を写したもの…

イタリアン

僕はイタリアンが好きだ。 イタリアンは、熱くてフレッシュで、賑やかなものがよい。少しだけ、幸福な孤独を感じさせてくれるものがよい。 京都にも気に入りのイタリア料理屋が何軒かある。 最近よく行くのは、二条寺町の「トラモント」。一見、昔ながらの喫…

京都市立看護短期大学

市長記者会見の日。 京都市立看護短期大学の四年制化を発表する。

インシデンタル・アフェアーズ

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サントリーミュージアム「インシデンタル・アフェアーズ」展を観る。 インシデンタル(incidental)とは、「偶発的な」と「とるに足りない」などの意味を持ちます。 日常生活の中で私たちを取り巻く物事は、刻一刻と変化しています。その変化や偶発性をうつ…

now here, nowhere

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京都芸術センター「now here, nowhere」展を観る。 曰く「今回の展覧会は、関西を中心に活動する6名の美術作家による展覧会です。彼らの作品に共通するのは、彼らが慣れ親しんでいる、世界の断片ともいうべき現実を取り上げている点です。時として遊戯的とも…

ライブ

高校の同級生が、ライブをやるというので聴きに行く。 ジャズスタンダードを中心に、たっぷり二時間。 小中高と同じ学校に通った知人も来ている。久しぶり。彼はこないだまで大阪で音楽をやっていたそうだが、今度、実家の寺を継ぐことになったそうだ。

ヴォーグとブルータス

「VOGUE HOMMES JAPAN」と「BRUTUS」を読む。 もう、直に暖かくなり、花が咲く。春のジャケットのことや、夏のTシャツのことを考えると、気分がよくなる。ファッションが、フワフワとした、幾分かのためらいを伴うものだとしても、そのような効用は否定でき…

仕事

年度末までに仕上げる仕事がいくつも重なり、大変忙しい。

google的建築家像

はなれへ行く。 RADの榊原君と話す。彼は神戸大文学部を経て、建築の専門学校を修了したという、変な経歴の人だ。今度、藤村龍至を呼んで「google的建築家像は可能か」というレクチャーを催すとのこと。 曰く「情報化と郊外化に代表される、1995年以後の…

コージー

元田中のアンチョビカフェへ行く。 今度、はなれのパーティーで部屋を借りることになっており、オーナーに挨拶する。酒に酔ったおじさんと、その横でアートの力を力説するおばさん。面白い御夫婦であった。 アンチョビカフェは、個人的に思い出深いカフェだ…

ラディカル・ダイアローグ

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京都国立近代美術館へ、椿昇と岩城見一の対談を聞きに行く。 作家が作品制作に当たってのリサーチについて説明する。グーグルアースで世界中の鉱山を見て周り、その上で、いくつかを選んで現地に撮影に行った話。が、まだ今回の展覧会を観ていないので、何と…

「新しい郊外」の家

馬場正尊『「新しい郊外」の家』読了。 ふと郊外の可能性に気づき、勢いで房総に土地を買い、家を建て、都心との二重生活を始めてしまった、「東京R不動産」のディレクターを務める建築家・馬場正尊。涙ぐましい資金調達から独特な設計、彼のヴィジョンに共…

写真空間

『写真空間』第二号「写真の最前線特集」読了。 ケータイ写真についての論考が載っており、興味深く読む。 僕が携帯電話を作るメーカにいた頃、業界的に、カメラはとてもホットで、ケータイ写真はどんどん世に流通し始めていた。 その頃に出たケータイ写真に…

仕事

13日まで仕事。 僕は、病院改革、看護短期大学の将来構想、保健所改革、診療所の運営等々の仕事をしている。三月末にかけて、それらを完成させていくことになっている。ので、今は大変忙しい。

雲竜

わりとよくお菓子を食べる。 ケーキやゼリーや饅頭や、何くれと買っては家に置いておき、お茶を飲みのみ、それらを食す。 京都のメジャーなお菓子の一つに「雲竜」というものがある。俵屋吉富の銘菓で、雲に乗る龍を餡で表現した棹菓子だ。相国寺の山崎大耕老…

田中君

池辺さんの紹介で、田中君の家へ遊びに行く。 彼は、近々自宅にアトリエを構えるそうで、それを祝って皆で鍋を食した。豆乳のスープに、九条葱と、持ち寄った豆腐を入れる。途中から田中家の皆さんが加わる。 田中君は、ごく幼い頃から二十年以上に渡り、同…

仕事

6日まで、仕事。

ヘテロトピアの思考

上村忠男『ヘテロトピアの思考』読了。 ユートピアのような非在の場所ではなく、実在の場所でありながら他のすべての実在の場所に異議を唱える反場所、ヘテロトピア。現代世界における境界知識人、E・サイードをめぐる表題論考を端緒に、国家総動員体制の思…

古裂會

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古裂會のカタログを見る。 古裂會は、古美術を扱う京都のオークション会社。年に何度か、相国寺などで下見会を開く。 今回の話題の品の一つは、「竹嶋制札」。メディアに大きく出たので、御存知の方もいるだろう。天保八年に高田役所(越後高田藩)が掲出し…