ラディカル・ダイアローグ

 京都国立近代美術館へ、椿昇と岩城見一の対談を聞きに行く。


 作家が作品制作に当たってのリサーチについて説明する。グーグルアースで世界中の鉱山を見て周り、その上で、いくつかを選んで現地に撮影に行った話。が、まだ今回の展覧会を観ていないので、何とも言えない。


 椿は、昔、高校の先生だったそうだ。ちゃんと仕事をしないのでクビになったが、何人かの友人にその旨をメールすると、すぐにいくつも仕事のオファーがあったという。で、一番給料のよかったのを選んだ。曰く「そのように地下茎を張り、複数の選択肢を持つことは、人生を楽しくする一つの条件だ」とのこと。
 これは“偉い人の回顧談”ではあるが、しかし認めてよいと思う。


 という話をすると、あちこちで椿に対する批判を聞いた。敵の多い人だ。


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