東京
東京へ。
久しぶりに夜行バスに乗って、0泊2日の弾丸ツアー。
朝まだき、東京駅に降り立つ。最近は洒落たものができていて、駅の中の寿司屋で「鯛の出汁がけ」を食べさせる。
恵比寿へ移動。ウェスティンでコーヒー。
東京都写真美術館「畠山直哉展 Natural Stories」へ。
畠山は、今や日本代表する写真家の一人と言えるだろう。長く、理知的な作品を展開してきている。
彼は陸前高田の出身。三月には津波で母親を亡くしている。その母の姿も含め、一連の故郷の写真も展示されている。どう転んでも、彼の私的な物語が構成の中に流れ込んでくる。
東京都写真美術館
芦田君の家へ。お昼に牛の煮込みを御馳走になる。
芦田君の家は都立中央図書館の近くにある。辺りは、外人率が異常に高く、あわせてオープンカー率も極めて高いそうだ。
いつも彼の、住まいの作り方には敬服する。とても気持ちの良い家だ。
今度スペインに行くそうだ。
東京国立近代美術館「ぬぐ絵画−日本のヌード 1880-1945」へ行く。
「はだかの人物を美術作品として描き表し、それを公の場で鑑賞するという風習は、実はフランス、イタリア経由の「異文化」として、明治の半ば、日本に入って来たものでした。以後、これが定着するまで、はだかと絵画をめぐって、描く人(画家)、見る人(鑑賞者)、取り締まる人(警察)の間に多くのやりとりが生じることになりました。…
今日も広く論じられるこうした問いの原点を、1880年代から1940年代までの代表的な油彩作品約100点によってご紹介します。」とのこと。
しばしば感じることだが、東近美のコレクションはすごい。こら、眼が喜んでおるわ。手放しの危なっかしい喜悦を感じる。
東京国立近代美術館「ぬぐ絵画」展特設サイト