ピンポン・クリティック

 Survivart「ピンポン・クリティック」に参加。


 Survivartは、二〇〇四年十一月に始動した、東京ベースのアートグループ。アートグループと言っても、メンバーは様々な業界から集まっていて、視野はわりと広いように思える。「お金」をキーワードに、対話空間の構築など、コミュニティのネットワークを重視したサービスを提供している。


 ピンポン・クリティックでは、概ね次のようなことが行われる。
 会した十数人が適当なもの(本や空箱等々)をラケットにし、ぐるぐるとテーブルの周りを回りながらピンポンをする。一打するごとにプレイヤーが替わりながらラリーを続け、ミスをした者から順番に抜けていく。最後に残ったプレイヤーが、傍らの画像集から無作為にイメージを選び、全員がそれにコメントする。
 画像の中には、ミケランジェロの彫刻や、川俣正の顔写真、ラッセンのイルカの絵などが含まれている。そのイメージの文脈を知る者とそうでない者とではもちろん微妙にコメントの質は変わるし、人によっては、画像を無視して自分のことに言及したりする。


 その後、ピンポン・テーブルを囲んで、フリートーク


 その後、近所の居酒屋で飲み会。
 Antennaの皆さんにお会いする。刈谷さんに再会し、加藤君や榊原君にも会う。ぞろぞろと、弱いつながりで、異なる回路から知り合いが集まる。多重的なウィーク・タイ(weak tie)というのは、しばしば指摘される、京都の特長の一つであろう。