CREAM

 ヨコハマ国際映像祭(CREAM)が始まった。


 ヨコハマ国際映像祭実行委員会副委員長で、出品作家でもある藤幡正樹が、出品を辞退し、話題になっている。
 辞退は三十日午後のプレス発表時にテキスト配布という形で表明されたようだ。三十一日、ARTiTの公式ブログ上で、キュレーターの一人、遠藤水城が二度のエントリーでこれにコメントし、議論を触発。さらに、東京オペラシティギャラリーの飯田志保子、AITのロジャー・マクドナルド、ARTiTの小崎哲哉が言及し、応えている。


 http://www.art-it.asia/officials


 藤幡の出品辞退に至る背景には、遠藤の書くとおり、錯綜した権力の「矛盾や混乱や衝突」があったものと思われる。事情はよく分からないが、運営者(ディレクターや行政関係者等)への作家の不信感が、具体的な展示環境への不満を通じて、形になって現れたのではないかと想像する。
 八日以降、この問題に関して、オープンなディスカッションの場が設けられる(かも知れない)という。まずは注視しよう。


 (それにしても、横浜はしばしばこの手の問題を引き起こすな。。)