多様な子育て

 育児休業、五十七日目。
 みっこさん来訪。子育てミーティングについて、打ち合わせ。


 みっこさんは、わりと、多様な子育てのあり方に関心を向けている。
 彼女には、プロフェッショナルな母親という強い自覚の下に、子育てをしている友人がいるという。友人は、子どもへの悪影響を恐れて、洗剤も携帯電話も使わないそうだ。「彼女の紹介してくれることを、私は必ずしも実践するわけではない。けれども、あちらとこちらが断絶するというわけでもない」とみっこさんは話す。あっちとこっちのグループとして溝ができてしまうとしたら、それはとても残念なことだ、と彼女は考えている。
 子育てをしていると様々な類型化、定型的情報、グルーピング等に出くわす*1。そこには、たとえば、「ママ友」や「公園デビュー」という言葉によってイメージされる息苦しさが感じられる。
 彼女は、多様性を強調することで、その息苦しさを、襟を解くように、緩めようとしているのだと思う。


 その後、須川さん、遠藤さん、安河内さんが来訪。鰹を食べる。

*1:そのような類型化はどこにでもあることだが、ことに、極めて弱々しい“乳幼児”というものの周囲において、それはクリアに立ち現れるのだと思う。