展覧会ドラフト

 展覧会ドラフト2013「公開プレゼンテーション」へ行く。


 展覧会ドラフトは、京都芸術センターの事業で、展覧会の企画を公募するというもの。従来から作家を対象に展覧会の公募が行われていたが、より「展覧会」というメディアに光を当てている。
 しばしば、京都にはキュレーター(またはオーガナイザー、アート・マネージャー、コーディネーター、批評家)がいないということが言われる。おそらく背景にはそのような問題意識もあるだろう。


 応募は五十三件あったそうだが、書類審査によって四件に絞られ、本日、公開のプレゼンテーションが行われた。


 プレゼンテーションを行ったのは以下の四組。
 大西康明「引き剥がされる表面 浮遊する膜」
 久門剛史+今村遼佑「雨とクオンタイズ」
 橋本聡「シャッフル:所有、使用する作品」
 稲垣智子+高嶋慈+多田智美「MIRRORS」


 大西、久門、今村、橋本、稲垣は作家。高嶋が批評家で、多田が編集者。
 前回(2010年)のプレゼンテーションでも作家の方が多かったように思う。作家の方が人数が多く層が厚いということはあるのだろうが、もう少し、未知のキュレーションの才能も見てみたかった気はする。


 http://www.kac.or.jp/bi/1068