島と蝶

 はなれへ行く。
 朝日新聞の江戸川さんを案内する。


 今度の土曜日、はなれは三周年のパーティーを催す。参加の連絡をもらっている分だけでも百人に達するようで、会場は大変な混雑が予想される。主宰の四人は、青くなったり妙な自信を見せたり、軽い躁鬱状態に見える。
 僕は、このようなときに限っては、計画の力というものを信じない。入念にタイムスケジュールや動線の練られた集まりは、それだけで興醒めである。人々の、時に島になり、時に蝶になり、ただヒタヒタと夜を過ごす様こそが、面白いのである。


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