三沢厚彦の世界

 愛知芸術文化センターへ、三沢厚彦「アニマルズ」展を観に行く。


 三沢は、クスノキを伝統的な手法で彫り出した動物表現で、国内外で注目を集めている。一昨年に開催された「三沢厚彦ANIMALS+」では、平塚市美術館をはじめとする全国五つの美術館を巡回し、幅広いファンから支持を得た。誰もが親しめるライオンやゾウといった動物をモティーフとしながらも、その彫刻としての存在感は極めて大きく、見る者に強い印象を与える。
 とのこと。


 彼の作品の実物は初見。ノミの跡の生々しさ、肩や腰のライン、何よりも奇妙な顔つきが印象的。
 細部を見るとワイルドに見えるが、ポトリとした風情もある。


 作品はセンター内に分散して置かれており、全部見て回ると、特製の鞄がもらえる。


 http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/sp_index.html