文化政策史講座

 平成23年度、1回目の文化政策史講座。


 講師は、元京都市職員の二宮廣明氏。
 京都市交響楽団京都会館の運営に長く携わられた方で、晩年のパブロ・カザルスの来日公演や、京響事務長として常任指揮者の選任に当たられたお話を伺う。
 特に京都会館の計画から建設、杮落しに至るエピソードが印象深い。
 計画時に京大の音響学の研究室が入って、かなり調整を行ったとのこと。また、杮落しは京響の演奏会だったようだが、直前の練習中も工事の音が止まず、指揮者が激怒し、市職員は右往左往したそうだ。


 次回は6月19日。京大名誉教授の上田正明氏をお迎えして、文化財行政のお話を伺う。


 http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000100447.html