シンガポール・レポート4




[National Design Centre]
住所: 111 Middle Road, National Design Centre, Singapore 188969
開館時間: 9:00〜21:00
https://www.designsingapore.org/NDC/About_NDC.aspx


2013年に、セント・アンドリュース修道院という古い修道院の建物を、SDCA Architectsが改修して開設。
7,900平米の広さの中に、デザイン・シンガポール・カウンシルのほか、デザイン関係のオフィス、レクチャーホール、展示スペースやデザインショップを構える。





展示スペースはそれ程広くないが、ちょうど「Fifty Years of Singapore Design」展を開催中で、これは資料として結構面白い展示だと思う。


シンガポールは1965年8月にマレーシアから分離独立しており、2015年に大規模な記念式典が開催された。
その際にも、シンガポール人の精神を祝するものとして、「SG50」というブランドが設定され、ロゴが策定された。
シンガポールという若く小さい国では、デザインが国民統合のために巧みに用いられてきたのだろう。








展覧会は、紙幣、国旗、そして“マーライオン”のデザインから始まり、プロダクト、ファッション、ビジュアル・デザインへ展開する。
デザインが、シンガポールという国のイノベイティブな経済の原動力になってきたことが語られ、デザインを通じて、この国の創造性や、経済、社会・政治の自画像が描かれる。

(僕の知る限り)アジアで最もアバンギャルドな雑誌「WERK MAgazine」もしっかり展示されていて、ちょっと嬉しい。







海南鶏飯、いわゆるチキンライス。
シンガポールではほとんど自炊はしないそうで、外食用のフードコートが発達している。
一般にシンガポールの物価は高く、東京と変わらないが、フードコートの食事はかなり安い。







National Library。
ナショナル・デザイン・センター、シンガポール美術館、Objectifsは、いずれもこの近く、徒歩5分圏内にある。